【特集】 田んぼ散策 2 「今日も憂鬱な雨・・・これで何日目だっけ?」
トンボやバッタにも聞いてみよう
あれ!?何これ
直播き田んぼの「倒伏」の様子です。
昨年は高温障害で収量が落ち込んだこともあり、肥料を若干増やしたのが裏目に出ました。長い草丈に追い打ちをかけるかのような長雨。
ほかも同じ条件なのになぜかここだけ。
直播きの額縁明渠(がくぶちめいきょ)
圃場の周りをぐるりと額縁状に掘る
排水溝です。
実は直播きの播種前に掘ったものです。勿論、機械で。雨水が溜まって
出芽不良にならない為の作業です。
そのお陰でこの長雨でも田んぼはぬかるみもなく良好です。
「へぇぬぎ」(「ヒエ抜き」を津軽弁で言うとこんな感じに。)
田植直後に発芽し、稲そっくりの姿で稲に紛れて成長する一年草の「ヒエ」。
種は5〜7年は土の中で生き続けるらしいです。縄文期の三内丸山遺跡では多量のイヌビエの種子が発掘され、食用にされていたらしい。とすれば稲よりも早く日本に根付いたことに!