稔りの秋


 9月17日、稲刈りを始めた途端雨が降り、2日も続いてすっかり出鼻を挫かれちゃいました。
 今年も齊藤さんがコンバインのオペレーターで藤本さんがサポート。作業しやすいように隅を鎌で手刈りしたりと、いつもながらの名コンビ。籾の黄化状況を見ながら適期を逃さぬように刈り取りの順番を決めています。今年も美味しいお米をお届け出来るよう頑張っております。


弘前城「曳屋」


 東北で唯一の江戸時代から残る天守をもつ弘前城本丸が「動く」というのです。何度かの地震で石垣の膨らみが大きく、このまま放置すると天守を巻き込んだ石垣崩落が起きる危険性があるということで、今回、約100年ぶりの天守曳屋を伴う修理になりました。
 石垣修理は天守の真下でも行われるため、総重量400トンの三層からなる天守を約三ヶ月かけて移動します。100年前の曳屋は人力、今回は機械で行います。それにしてもこの「曳屋」の原点は5000年前、古代エジプト文明の「テコ」と「コロ」というから凄い!


ざつがく 〜未来の農業〜

 農業って、地道に田畑を耕すイメージでしたが、最先端のハイテク農業は予想以上に凄い。
例えばイチゴ栽培では収穫ロボットが、イチゴの色を判別して収穫適期を見極め、つぶれないよう優しく収穫します。酪農では搾乳ロボットが金属製アームで勿論優し〜く絞る。
稲作はというとコンピュータに情報をインプットすると無人のトラクターが作業を行う。疲れ知らずなので休憩も無用?
バイテク分野ではβカロチンを産出する「ゴールデンライス」を開発中です。途上国のビタミンA欠乏症の子供の栄養状態改善が期待されています。
農業のIT化市場は2020年には600億と急速に拡大する市場として注目を集めています。
でもハイテク農業を取り入れられる農家って、まさに農業参入の大企業だけなのでは?