今年も美味しいお米が出来ました


9月17日から始まった稲刈りでしたが、10月に入ると稲刈りに出ると雨に降られ、お天気が良い日はコンバインが故障したりで10月15日やっと終わりました。
出穂期の8月上旬から中旬の気温・日照時間は平年を上回って経過しました。登熟には気温の寒暖差が必要ですが、この時期急に寒くなったせいで登熟が進まず、実が十分に入らない不稔の心配がありました。ですが、米粒は若干小さめなものの、大した障害も無く過ぎました。
ところが終盤に入って無農薬の刈り取りをしていた10月2日〜3日と10月8日〜9日の暴風のせいで穂が落ちちゃいました。10aあたり30〜50kgの減収となりました。あと少しというところまで来て、最後の最後に自然にいたずらをされました。
しかしながら今年はお天気に恵まれたお陰で、ケット社の食味計で測定した数字では昨年よりも良い結果が出ています。あとは皆さんに実際に食べていただくだけです。皆さんの官能試験の結果をお知らせ下さい。私も順次、味見をしていきます。


雅子のおにぎらず


〜握らないおにぎり〜のこと
実はマンガ「クッキングパパ」の22巻で「超簡単おにぎり」として紹介されたレシピなんです。
ラップの上にのりを乗せて、真ん中にご飯を平たく乗せ、更に具材を乗せて四隅を折って四角にするもの。これならご飯を握る必要がなくて手が汚れず食べやすいと大人気!
そこで私も作ってみました。冷蔵庫の残り物を具材に。サンドイッチより簡単だし、具材によってはバランスの取れた立派な食事に。


お米新品種ラッシュ



今なぜ各県がこぞって新品種を出したのか?その背景には…。
?米の消費量は中食・外食での消費が増え、家庭での消費量は今や減る一方です。そんな中、食味や品質を重視した新品種の開発で家庭用米への売り込みに必死です。目安となる特A米は平成16年には17銘柄だったものが育種技術の向上と共に平成26年には42銘柄にまで増え、さらに産地間競争は激化しています。

?その一方で中食・外食向けには食味もさることながら収量が多くお手ごろ価格が必要条件。北海道の「そらゆき」は北海道内の吉野家全店で使用。秋田では「つぶぞろい」も外食産業向けをアピールしています。

?温暖化が進む中、暑さに対応した新品種の開発も進んでいます。

我が青森県でも初の特A米である「青天の霹靂」の売り込みに必死です。私どもではむしろ従来品種である「つがるロマン」の特性を十分に引き出したおいしいお米を作ることに精進したいと考えております。「青天の霹靂」も美味しいが、私どもの「つがるロマン」はそれ以上に美味しいと言っていただけるように。